訃報を後で知った場合の対処法のお悩みが解決する「お悔み大事典」

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4.訃報を後で知った場合の「香典」の渡し方

 

香典は、故人への供養の気持ちを表わすもので、通夜、告別式に持参します。どうしても、通夜、告別式に参列できない時は、参列する方や代理人に託して下さい。

では、訃報を後で知り、葬儀に参列できなかった場合の香典はどうお渡しするのがいいのでしょうか?

 

ポイント1.「香典」は郵送でも大丈夫です

通夜、告別式に参列出来ず、代理人も立てることが出来ない場合は、弔電をうって、なるべく早く葬儀の香典を別途現金書留で送るようにします。

勿論、後日弔問する時にご持参することでも構いません。

訃報を葬儀後に知った場合の香典も、郵送・弔問で対応して下さい

香典を郵送する場合の留意点です。

1.香典を郵送する場合は、必ず現金書留にし、郵便局の窓口から送って下さい

2.現金書留封筒はコンビニ等では販売しておりませんので、郵便窓口かゆうゆう窓口で購入して下さい。

サイズは2種類あります。

119mm×197mm 約85gの「定形郵便」と、「定形外」の142mm×215mm 107gのもので、どちらも21円です。

定形郵便でも不祝儀袋は入りますが、大きめのサイズ不祝儀袋だと入りませんので、定形外封筒の購入をおすすめします。

  • 現金書留料金は1円〜1万円までが430円。それ以上は5000円ごとに10円追加になります。それに、g数に応じた定形外郵便料金が加算されます。

現金書留の料金表です

通常郵便料金 現金書留料金 10,000円  30,000円  50,000円  100,000円
 定形郵便 25g以内 82円 430円 512円  552円  592円  642円
 定形郵便 50g以内 92円 430円 522円  562円  602円  652円
 定形外郵便 50g以内 120円 430円 550円  590円  630円  680円
 定形外郵便 100g以内 140円 430円 570円  610円  650円  700円
定形外郵便 150g以内 205円 430円 635円  675円  715円  765円
 定形外郵便 250g以内 250円 430円 680円  720円  760円  810円
 定形外郵便 500g以内 400円 430円 830円 870円  910円  960円

 

郵送する場合の不祝儀袋の「表書き」の書き方

宗教、宗派、法要の時期に合わせて、不祝儀袋の表書きを書きます。

ここでの留意点は訃報を知った時です。

訃報を知ったのが、或は、郵送が届く日が、「四十九日」以前 か、以後かで表書きが変わります。

  • 仏教の場合の表書きは、「四十九日」以前なら「御霊前」。以後なら「御仏前」になります。
  • ただし、浄土真宗の場合は「四十九日」以前でも、「往生即成仏」との考えから「御霊前」という言葉は使いません。
  • 神道での表書きは、「御玉串料」「御榊料」「御神前」「御花料」です。
  • キリスト教は「御花料」です。ユリの花、十字架などの絵の熨斗袋を使います。
  • 「御香典」の表書きは、「香」を供えるの意で、宗教・宗派にとらわれずに使える表書きです。
  • 不祝儀袋の下段中央には、送付者のフルネームを書いて下さい。
  • 尚、表書きは「薄墨」で書くのがマナーと言われていますが、この習慣は、通夜、告別式などの葬儀の時です。「薄墨」の習慣は、「突然の訃報で濃くなるまで墨を摩る時間が無かった」「悲しみの涙で滲んだ」と言う意味が込められています。

郵送する場合の不祝儀袋の「中袋」の書き方

香典袋の中に入れる「中袋」(中包み)には、住所・氏名、金額を書きます。

この場合の書き方は薄墨でなくて構いません。黒ペン・万年筆等ではっきり分かり易く書くことが大事です。

金額を書く場合は旧字体の漢数字を使います

  • 一・・・壱  例えば、10,000円 → 金壱萬圓
  • 二・・・貳
  • 三・・・参
  • 五・・・伍  例えば、5,000円 → 金伍阡圓
  • 拾・・・拾  例えば、100,000円 → 金拾萬圓
  • 千・・・阡
  • 万・・・萬
  • 円・・・圓

中袋へお金を入れる場合は「新札」を避けて下さい。

「新札」を避けるのは、「あらかじめ、この日のために用意していたお札」と、解釈されないようにするためです。ただ、お供えするお金ですから、ヨレヨレの古くなったものではなく、ある程度キレイな状態のお札を入れて下さい。

お札の入れる方向・裏表にも諸説があります

  • 例えば、「悲しみのため顔を見せない」ということで、中袋には紙幣を裏向きにする。
  • 「悲しみに沈んでいる」ので、金額が上。顔を下向きに入れるというのもあります。
  • 逆に「香典の表面に顔の無いお金を入れるのは失礼にあたる」と、いうものもあります。

地方の慣習に従って下さい。

ただ、複数枚の紙幣を入れる場合は、方向を揃える配慮は必要です。

表袋の折り返しは、水引きが上になるように折ります。

  • 中袋を紙の中央に置き、左、右の順に被せ、下線の折り返しを隠し、上側の折り返しが見えるようにします。通常、水引が印刷されています。

 

ポイント2.「香典」を郵送する場合は「手紙」を添えるのがマナーです

現金書留封筒に、不祝儀袋だけを入れて郵送するというのは、あまりにもマナー不足です。お悔やみを伝えることが遅れたことのお詫びとしての手紙を添えて、香典をお送りしたことを伝えて下さい。

「お悔やみの手紙」の書き方は、手紙の項を参考にして下さい。

ただ全文を紹介した文例は載せておりませんので、1つの文例をご紹介いたします。

通常は縦書きですが、ページ構成上で横書きにしています

「このたびお父様のご逝去の訃報を知り、大変驚いております。

ご無沙汰いたしておりましたために、お父様の不幸を存じ上げず、お見舞いもお悔みも申し上げず失礼いたしまし  た。

本来であればすぐにでもかけつけるべきところ、遠方にてままならずまことに申し訳ありません。

心ばかりのものを同封いたしますので、どうぞご霊前にお供えいただきたく存じます。」

 

ポイント3. 後日弔問する場合の「香典」の表書きに注意して下さい

この項の「表書きの書き方」と重複しますが、ポイントは「弔問」する日が、四十九日以前か四十九日以後か・・・です。

仏教の場合、この日を境に「御霊前」が「御仏前」に変わります。(※浄土真宗の場合は四十九日前でも「御仏前」)

「弔問日」の四十九日チェック!! 忘れないで下さい。

故人の宗教・宗派も要チェックです

これも、重複しますが、大事なことなので簡単に整理しておきます。

  • 仏教の場合の表書きは、「四十九日」以前なら「御霊前」「四十九日」以後なら「御仏前」
  • 神道は、「御玉串料」「御榊料」「御神前」「御花料」
  • キリスト教は「御花料」

 

5.「供物と供花」 知っておきたい葬儀後の「供物」と「供花」のマナー

通夜〜葬儀にラクガンや果物などを祭壇に盛籠等で供えるのが供物。

同様に祭壇を飾る生花、花環は供花(きょうか)といいます。

「供物」「供花」というと、通夜〜告別式だけの故人の霊を慰めるためのものと思われがちですが、「供える」という観点から言えば、葬儀後にも「供物」「供花」の慣習があります。

 

では、「訃報」を後で知った場合、弔意(お悔み)としての供物(くもつ)と供花(きょうか)はどのように対処すればいいのでしょうか。

勿論、これも香典同様、郵送や後日弔問する時に持参することで対応できます。

 

ポイント1.  葬儀後に「供花」を送る場合は「後飾り」として自宅に送る対応もあります。

供花(きょうか)とは故人に供える花のことです。供花は故人と親しかった知人や親族、遠方で会葬できない人が、贈るもので「枕花」「後飾り」「仏壇用供花」「手元供養供花」などがあります。

「枕花」は通夜の前から飾り、葬儀が終わるまで故人の枕元に飾る花のことで、故人の魂を鎮めます。通夜の前から供える花なので、訃報を後で知った場合には、対応できません。

「後飾り」は、四十九日や埋葬の日の忌明けまで遺骨を安置する祭壇のことで、遺影、供花、供物、燭台などを飾ります。この「後飾り」の供花であれば、訃報を後で知った場合でも対応が可能です。

祭壇がさほど大きくないので、故人が好きだった花などを加えた、アレンジメントを供えると、故人の供養になります。ただ、葬儀後~四十九日まで長い期間飾っておくものですのでフラワーショップに相談した上で、自宅に届けてもらうといいでしょう。

四十九日前に「弔問」する場合は、お悔やみと会葬に参列できなかった非礼をお詫びした上で供花して下さい。

 

ポイント2. 「供花」の色は、白、黄色を基調にした淡い色合が通例です

四十九日法要が済むまでは、赤やピンク・オレンジなどの派手で 濃色の花を避けるのがマナーです。

お供えとしてよく使われる花です

  • デンファレ(欄の一種でスタンドタイプに利用され)
  • ラナンキュラス(白・クリーム色・薄いグリーンが人気)
  • ユリ(仏式・キリスト教式のお供え花として利用されます)
  • 小菊
  • カーネーション(故人への「愛」の花ことばから)
  • デルフィニウム(祭壇には白より水色・薄紫を使う)
  • 水替えの必要ないブリザーブドフラワーも飾られます

 

ポイント3. 「供物」も宗教・宗派で異なります

訃報を後で知った場合の「供物」対応は、郵送対応よりも「弔問」する際に持参するのが一般的です。その時留意しなければならないのが、何度も書いている四十九日以前か以後かということです。

  • 供物につける熨斗は、四十九日までは黒白。それ以後は双銀の結びきりの水引きです。
  • 熨斗の表書きは「御供物」「お供」「粗供養」とし、下部に贈り主の名前を書きます。
  • 神式の場合は「御玉串料」です
  • キリスト教には供物の習慣はありません

用意する供物は宗教によって駄目なものがありますので、予め故人の宗教を調べてから弔問するようにして下さい。

  • 仏式・・・線香、抹香、ろうそく、果物、菓子、五穀、干菓子、生前故人が好んだものはが一般的です。仏式では、肉、魚などの殺生に繋がるものは駄目です。
  • 神式・・・果物、菓子、海産物、酒が通例です。神式では、線香、抹香、ろうそくは供えません
  • キリスト教は、供物の習慣はなく、白い生花だけです

故人のことだけではなく、ご遺族も気遣うお供えものを用意します。

基本的には、故人の好きなものや、お供え後にご遺族の皆さんでいただけるものを用意しましょう

  • 菓子・・・和菓子 日持ちしそうな焼き菓子
  • 果物・・・お供えには丸いものが良いとされているので、丸ごとメロン 桃 スイカ または籠もり
  • 食べもの・常温でおいておけるもの。日持ちがするもの。缶詰 餅 海苔 昆布
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