遺族と親族の違いとは?範囲・席順・焼香順、その他のマナーは?

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遺族・親族という言葉は葬儀でよく聞かれますが、意味の違いやそれぞれどこまでの範囲を示すのかなど、はっきりとは分からない方が多いのではないでしょうか。

実際に耳にするときも、「遺族・親族」とセットで使われたりしていますね。

 

特に結婚している場合には、葬儀で迷う場面が出てくるかと思います。

この記事では遺族や親族という言葉を解説、また、遺族や親族の葬儀での席順や焼香の順番、お香典の額、役割や服装・挨拶の文例などの情報をお伝えし、皆様の疑問や不安を解消いたします。

 

— この記事の目次 —

1.遺族と親族の違いって?

2.遺族・親族の葬儀でのさまざまな順位は?

3.香典・供花・供物の相場は?

4.遺族・親族の服装は?

5.喪主・遺族が葬儀に関してやることは?

6.親族の葬儀での役割は?

7.遺族・親族の挨拶の文例は?

8.まとめ

1.遺族と親族の違いって?

出典元:https://www.ac-illust.com/

 

最初に、遺族や親族という言葉の範囲はどこからどこまでなのかを見てみましょう。

遺族や親族は、血族、姻族、尊属、卑属、直系、傍系などに分けられます。

そしてその関係性の単位として「親等」という言葉を使います。

相続でも使われるこれらの言葉の意味を、ここでは解説していきます。

 

1.1 遺族の範囲とは?

遺族とは、亡くなられた方の家族のことです。

葬儀で使われる場合には、主に故人と生計を共にしていた親族のことを指します。

具体的には、故人の配偶者や子供・父母・孫・祖父母・兄弟姉妹などです。

親戚は遺族という括りには入らないことが多いようですね。

※親戚は、正式な意味は「血縁や婚姻によりできた関係」でどこからどこまでという範囲はありませんが、この記事では一般的に使われる「生計を共にしない親族」という意味で使用しています。

 

1.2 親族の範囲とは?

遺族の説明で、「親族」という言葉が出てきました。

ではこの「親族」とは、広義ではどういった意味なのでしょうか。

「親族」は、血縁または婚姻でつながった人々を、お互いにそう呼びます。

つまり、「遺族」は「親族」の中に含まれているのです。

 

親族はさらに、血族と姻族に分かれます。

血族は故人の側の親族、姻族は故人の配偶者側の親族のことです。

そして血族は尊属と卑属、それに直系と傍系に分かれます。

 

尊属とは故人より前の世代の血族のことです。

父母・おじおば・祖父母・曾祖父母などがこれにあたります。

卑属とは故人より後の世代の血族のことです。

子・甥姪・孫・曾孫などがこれにあたります。

 

また、直系とは親子関係の血族のことを指します。

故人に対して曾祖父母・父母・子・孫・曾孫ということですね。

傍系とは、直系以外の血族のことです。

例えば、兄弟姉妹・おじおば・いとこ・甥姪などを指します。

 

こうした親族間の関係性を表す単位として、「親等」という言葉を使います。

親等は、血族は故人(本人)を基準に、姻族は配偶者を基準に数えます。

故人及び配偶者に近いところほど数字が小さく、父母や子、義理の父母は1親等、孫、兄弟姉妹、義理の兄弟姉妹、祖父母、義理の祖父母は2親等です。

民法では、血族6親等・配偶者・姻族3親等までを親族と呼び、6親等とは曾祖父母より3つ上の世代、曾孫より3つ下の世代まで入りますので、かなり広いと言えます。

 

1.3 葬儀にはすべての親族を呼ぶの?

以上ご説明したように、民法での親族はとても人数が多くなってしまいますが、葬儀にどこまでを呼ぶかは遺族の判断に任されます。

家族葬の場合は10~30名の規模で行われるのが一般的で、10名であれば生計をともにしていた家族(父母・子・孫など)、20名ではそれに加え故人の兄弟姉妹、30名ではおじおば・いとこなども入ってくるでしょう。

それ以上の人数だったり、故人の友人・知人を多く呼ぶ場合は一般葬となります。

 

呼ぶか呼ばないか迷う方がいる場合は、呼んでしまったほうが後々問題が起きにくいでしょう。

質素な式にしてほしいなど、故人の遺志が示されている場合がありますが、親戚の意見も取り入れましょう。

参列したかったのにできなかったとしたらそれは辛いことですし、故人が付き合いの広かった方の場合は、葬儀後に自宅に弔問が絶えないことになります。

 

ちなみに故人が生前、葬儀について希望があったとしても、遺言として扱われません。

「自分(故人)の持ち物に関して」は正式な手続きを踏めば遺言となります。

参列者側では、家族葬を行う旨の連絡を受けた場合、遺族から参列してほしいと依頼されない限りは控えるべきでしょう。

 

1.4 相続人とはどう違う?

法律で遺族という場合は、年金などの給付金の関係で使われていることが多く、その範囲は法律によって違います。

例えば国民年金法では「遺族」は配偶者と子、厚生年金保険法では配偶者・子・孫・父母・祖父母です。

こういった給付金は遺産(相続財産)ではないので、法律で決められたとおりに支払われます。

 

相続人は、故人の遺産を相続する人という意味合いです。

遺族や親族の中に、相続人が含まれると考えます。

法定相続人(相続する権利を持つ人)が法律で決まっていますが、それに必ず従わなければならないわけではありません。

故人の遺言書や相続人の意見を取り入れたり、話し合ったりして遺産を分割します。

 

しかし遺産に関して争うようなことがあれば、法律に従って分割することもあります。

この場合の遺言書は、公証人に作成してもらった「公正証書遺言」でないと、効力を発揮しません。

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