3.仮通夜でのふわさしい服装
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身内だけが参加する仮通夜では、どんな服装が望ましいのでしょうか。
服装のマナーについて3つのポイントをご説明します。
3-1仮通夜での服装は平服が基本
仮通夜では、一般の参列者の方はいないので、かしこまった服装である必要はありません。
派手な色のものや動物の皮を使ったものなどでなければ平服が基本です。
平服とは、喪服の格の中では一番カジュアルで、礼服ではない地味目の装いのことを言います。
弔事における平服とは、基本的には略喪服を指します。
通夜といえば正式な喪服をイメージしますが、仮通夜の場合はそこまで厳しいルールはありません。
落ち着いた地味な服装(黒、グレー、紺など)であれば問題ないとされています。
身内だけであれば普段着で行うこともあります。
ただし駆けつける場合に、男女ともにTシャツやジーパンなどのカジュアルすぎる普段着はマナー違反になるので注意しましょう。
夏でも上着をはおって、普段着よりもフォーマルな服装を心掛け、故人を亡くした方の気持ちになって、その場に相応しい洋服選びをします。
もしどんな服装をすればいいかわからないときには、事前に親族に相談して、自分だけ浮いた格好にならないように気をつけましょう。
3-2喪服はかえって失礼にあたる
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通夜という名前から、本通夜のように喪服を着ていくのは、かえって失礼にあたります。
訃報からあまり間をおかずに行われるため、礼服で参加すると、まるで「死を待っていた」「死の準備をしていた」かのような印象を与えてしまいます。
「訃報を聞いて取り急ぎ駆け付けました」という意味合いがあるため、正式な喪服で参加してしまうと、その時点で浮いてしまいます。
平服で訪問するように気をつけてください。
3-3派手な服装は避けよう
服装に厳しいルールはありませんが、とはいえある程度の配慮は必要です。
ピンク色や黄色、オレンジ色といった目をひく色は避け、落ち着いた色の服装を選ぶようにしましょう。
派手な柄物も同様に避けます。暗めの色であれば、グレーや紺色でも問題ありません。
金ボタンがついている服装、ラメが入った服装もマナー違反です。
男性のネクタイピンは外しておきましょう。
またレザーや毛皮の洋服は殺生を連想させるため、着て行かないように気をつけてください。
フェイクファーも、見た目では区別がつかないことから、避けた方がいいでしょう。
革製品の中でも、ヘビやワニなどの爬虫類系の革製品は目立つので極力避けます。
男性の靴で、黒の革靴であってもアニマル柄はNGです。
アクセサリーは結婚指輪だけにしておくほうが無難です。ネックレスも原則はつけません。
もしどうしてもつける場合は真珠のネックレスにしましょう。
真珠は、不幸が重ならないようにという意味を込めて一連のネックレスにすることがマナーです。
ハンカチなどの小物類にも気を配り、できるだけ白か黒のハンカチを用意しておくと無難です。
派手な色のものや、タオル地でできているものは避けたほうがいいでしょう。
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