告別式の作法基本マニュアル!参列の基準やお香典・服装・挨拶は?

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3.告別式でのお香典の相場や作法は?

出典元:https://www.ac-illust.com/

 

ではここからは、告別式に参列した場合の作法についてお伝えしていきます。

告別式に参列することになったら、決めておかなければならないのはお香典の金額ですね。

お香典をいくら包むのかは悩みどころですが、一般的な相場はいくらなのかを確認しておきましょう。

また、お香典袋のマナーについてもここでチェックしてみてください。

 

3.1 告別式ではお香典はいくら包むもの?

お香典の額を決めるときには、故人との関係性やご自身の年齢を考慮する必要があります。

通常、故人との関係性が近い方ほど、またお香典を包む方の年齢が高いほどお香典の金額は高くなります。

 

故人が親族の場合

故人が祖父母または義理の祖父母の場合では、20代の方は1~2万円、30代は2~3万円、40代以降は3~5万円くらいです。

故人が両親または義理の両親の場合は、20代なら5万円、30代では5~10万円、40代以降は10万円が相場となります。

故人が兄弟姉妹または義理の兄弟姉妹の場合では、20代が3~5万円、30代は5万円、40代以降は5万円ほどです。

 

故人がおじ・おばの場合なら20代は1万円、30代は1~2万円、40代以降だと1~3万円程度と見積もっておきましょう。

故人がその他の親戚の場合ですと20代は3千~1万円、30代が3千~2万円、40代以降だと5千~3万円ぐらいでよいでしょう。

 

故人が職場関係の方の場合

故人が上司本人であれば、20代では5千円、30代だと5千~1万円、40代以降は5千~1万円が相場です。

故人が上司の家族の場合は20代は3千~5千円、30代が3千~1万円、40代以降なら5千~1万円ほどとなります。

故人が同僚や部下本人なら20代は5千円、30代は5千~1万円、40代以降は1万円くらいです。

また、故人が同僚や部下の家族では20代が3千~5千円、30代は3千~1万円、40代以降は3千~1万円となります。

 

故人が知人・友人関係の場合

故人が友人の場合は、20代の方なら5千円、30代なら5千~1万円、40代以降では5千~1万円くらいが相場です。

故人が知人や近所の方などの場合では20代は5千円、30代は5千~1万円、40代以降は5千~1万円となります。

故人が恩師の場合は20代が3~5千円、30代は3千~1万円、40代以降が3千~1万円です。

 

※連名ではその団体で決めた金額に従ってください。

その場合、だいたい一人当たり千円~2千円くらいになるのが一般的です。

 

3.2 告別式でのお香典袋の選び方は?

お香典袋の上段にある「御霊前」などの言葉を「表書き」と言います。

お香典袋は、表書きが「御霊前」や「御香典(御香奠)」、「御香料」と書かれたものを使用します。

「御霊前」を使わずに「御仏前」を使う宗派(浄土真宗・日蓮正宗・禅宗)もありますが、「御仏前」を使うと間違っていると指摘されてしまうことがありますので、「御香典」や「御香料」を使う方が無難でしょう。

 

なぜ間違っていると言われてしまうのかというと、「御霊前」はお葬式に使うもの、「御仏前」は法事に使うものというのが一般的な認識だからです。

四十九日までは故人は霊の状態でさ迷っており、それまでに供えるものは「御霊前」、四十九日になると成仏して仏になるのでそれからは「御仏前」を使うというのが世間一般の仏教的な考え方なのです。

しかし浄土真宗や日蓮正宗では亡くなるとすぐに成仏するとされ、そのため「御仏前」を使うのですが、これはあまり知られていません。

 

したがって宗派が分からないときは「御香典」または「御香料」がよいと言えます。

また、喪家の宗教・宗派を知りたい場合は葬儀社に問い合わせましょう。

葬儀社の連絡先が分からないときは、葬祭場に故人の名前と告別式の日時を伝えて教えてもらってください。

 

水引による違い

お香典袋の水引は結びきりまたはあわじ結びで、お香典袋の表書きが書かれた封筒にはこれらの水引がついていますからどちらかを選ぶ形となります。

また、水引の形式や封筒によって、中に入れる金額が変わります。

 

水引が印刷されているタイプのものは3千~5千円を入れます。

1万~3万円では黒白または双銀で7本の水引のものを使用します。

3万~5万円では黒白または双銀で10本のものとなります。

10万円以上では、黒白または双銀で10本の水引で、高級な和紙を使った一回り大きな封筒のものを選びましょう。

 

3.3 お香典袋の書き方は?

筆記用具について

お香典に名前や住所、金額を書くときは筆文字で書くか、太字のサインペンなどを使用します。

筆ペンは硬筆タイプのものが比較的書きやすいです。

 

中袋や裏側に書くときはボールペンなど細字のものでも構いません。

また、薄墨で書くのが正式とされていますが、香典袋に印刷されている文字は普通の黒色ですので、近年ではどちらでも大丈夫という意見が主流となっています。

 

金額を書くときに使う文字について

金額を書くときには「大字(だいじ)」を使うのが正式です。

大字へは以下のように書き換えます。

一→壱、二→弐、三→参、五→伍、十→拾、百→佰または陌、千→仟または阡、万→萬、円→圓

 

書きづらいようであれば、通常の漢数字で書いても問題ありません。

また、お香典袋に横の罫線が引いてある場合は算用数字で大丈夫です。

金額の頭には「金」をつけ、「金 参萬圓(円でもよい)」のようにします(算用数字の場合も同様に)。

最後に「也」をつけるかどうかは、どちらでも構いません。

 

連名で書く場合

連名では、グループ名や会社名を書いてから、3名までなら全員の名前を書いてください。

肩書きが上の方や目上の方から、右から書いていきます。

 

4名以上なら「(団体名)一同」と書くか、代表者の名前と、その左下に「他〇名」「外一同」「他一同」と書きます。

その場合、お香典袋の中に、全員の住所と名前を書いた紙を入れておきましょう。

 

夫婦の場合は夫の名前だけ書くのが一般的です。

連名にしたいときは、夫の名前の左下に、妻の下の名前のみを書きます。

 

代理の方にお願いする場合

代理での参列をお願いする場合は自分の名前の左下に小さく「代」と書きます。

妻が夫の代理でお香典を持っていく場合は、夫の名前の左下に小さく「内」と書いてください。

 

旧姓を書きたい場合

何者かが分かるように旧姓を、お香典返しの宛名として新しい苗字を書いておきたい場合もあるかと思います。

そうしたときは、新しい苗字を書き、その左下に(旧姓〇〇)と書きます。

表でなく、裏面や中袋に書いておいても良いですね。

 

3.4 お札や包み方、袱紗のマナーは?

お札の選び方や入れる向きは?

お香典は、お札に関しても作法があります。

その作法によると、新札(ピン札)を使うのは、「お葬式の準備をしていた」と思わせてしまうため失礼であると言われてきました。

しかし最近ではシワのないお札を見ることは珍しくなくなりましたので、使っても特に問題ないとされてきています。

それでもちょっと気が引ける、という方は一つだけ折り目を入れましょう。

 

お札を入れる向きは、正面からみて裏側になるように(肖像が見えない向きに)入れます。

上下は、どちらという決まりはありません。

下図では中袋の裏面となっていますが、外袋しかないお香典袋の場合も同じ向きに入れます。

 

<お札を入れる向き>

出典元:https://www.ac-illust.com/

 

包む形のお香典袋の場合、その順番は?

お香典袋には、中袋や外袋が包む形になっているものがあります。

包み方は多当折(四方折)と風呂敷折(斜め折り)の2種類です。

 

多当折は上下左右4つに折る形式のやり方です。

広げた紙の真ん中に、お札なら表、中袋なら裏に置き、左→右→下→上の順に折ってください。

上の折り返しが下にかぶさる形ですが、逆(下の折り返しが上にかぶさる)では慶事の折り方となります。

 

風呂敷折(斜め折り)のやり方は以下の通りです。

図ではお札を表向きに置いていますが、中袋の場合は裏向きです。

糊付けはしなくてよいです。

 

<風呂敷折の折り方>

出典元:https://www.ac-illust.com/

 

袱紗の選び方と包み方は?

袱紗(ふくさ)は祝儀袋や不祝儀袋を包むものです。

お香典袋を包む場合は、紺、鉄紺、深緑、うぐいす色、灰青色、灰緑、グレーなどの寒色系を選びます。

明るい水色や藤色、若草色などは法事用となります。

また、紫色は慶弔両用です。

 

袱紗には金封袱紗、爪付き袱紗、台付き袱紗があります。

 

<金封袱紗>

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金封袱紗は1万~3万円を包むときに使い、左開きにして表向きにお香典袋を入れます。

 

<爪付き袱紗>

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爪付き袱紗は風呂敷状になっており、包んで最後に留めるための爪がついています。

包むときは爪が左側にくるように裏向きに広げ、その上に表向きにお香典袋を置きます(上の図の「忌」の方参照)。

包む金額は3万円以上です。

 

<台付き袱紗>

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台付き袱紗は、金封をお渡しするときの台がついている袱紗です。

お香典だけでなく、僧侶にお布施をお渡しするときなどに便利です。

包み方は爪付き袱紗と同じで、こちらも3万円以上の金額を包むときに使います。

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