2.受付係としての心構え
出典元:http://da-inn.com/otsuya-uketsuke-52831/
告別式の受付は、参列者をもてなす喪主側の一員です。
そのため受け答えも、場に合った対応をすることが求められます。
受付として、どのような意識でいればよいのでしょうか。
ここでは心構えについて解説します。
2-1受付係を頼まれたら引き受けるべき?
告別式はやることがたくさんあり、その分人手も必要です。
喪主や遺族は、故人が亡くなったことで気が動転していますし、準備することがたくさんあります。
受付係には主催者側の顔としての役割もありますし、香典を扱うので信頼できる人にお願いすることが多いです。
もし告別式の受付係をやってほしいと頼まれたら、よほどの用事や理由がない限りは断らずに引き受けた方が良いでしょう。
2-2遺族の一員という意識を持とう
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受付係には、参列者を最初にお迎えする重要な役割があります。
受付係になった人は、参列者目線ではなく、喪主や遺族と同じ側として振る舞うことが求められます。
受付係の対応に失礼があると、喪主や遺族の評価に傷がついてしまうことになります。
遺族の一員として受付に立っていることを意識して、「控えめに」「慎み深く」「心を込めて」を基本姿勢として言葉遣いや振る舞い方を考えましょう。
参列者の方が、故人とのお別れを滞りなくできるようにエスコートすることが役目となります。
2-3言葉遣いはできるだけ丁寧に
受付係の言葉遣いは、できるだけ丁寧に話すことを意識しましょう。
芳名帳に記帳していただく時の言葉遣いも、「名前」は「お名前」、「お書き下さい」ではなく「ご記帳下さい」とします。
日常で使う「お手数ですが」という言い方も、「恐れ入りますが」と言うようにしましょう。
会場に案内するときも、「どうぞつきあたりを左手にお進みくださいませ」など、丁寧な言葉遣いで話すように気をつけます。
名前や住所などの個人情報や、相手が答えにくいことを頼む際には、「恐れ入りますが」と前置きするのがマナーです。
困っている参列者がいたら、「どうなさいましたか」と尋ね、必要な手伝いをする心遣いをしましょう。
普段使い慣れていない人は、告別式の前までに、自分で何度か練習しておくと良いでしょう。
また、「たびたび」「また」「重ね重ね」「四」「九」といった忌み言葉は、控えるのが一般的です。
受付でも、これらの言葉は口にしないよう気をつけましょう。
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