香典袋の書き方がわからない?基本的なマナーをお教えします!

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訃報を受けたら、まず何をしますか?

日程の調整?喪服の準備?遠方だったら交通手段の確保?

 

悲しみの中、いろいろすることがありますが、ご葬儀に参列するときに忘れてはいけないもののひとつが香典です。

ご葬儀の宗教や宗派によって香典袋や表書きが異なったり、金額は独特の書き方があったり、薄墨で書いたり・・・。

 

ここでは、香典袋の書き方の基本をまとめてみました。

香典袋の書き方が正しければ、ご遺族への負担が減ることにも繋がりますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

 

— この記事の目次 —

1.香典の基本が知りたい!

2.香典袋の選び方に決まりはあるの?

3.香典袋の上包み(上袋)の表書き、宗教ごとに違うから気を付けて!

4.香典袋の上包み(上袋)の表、名前の書き方

5.香典袋の中包み(中袋)の書き方

6.香典袋の中包み(中袋)が無い!?

7.まとめ

1.香典の基本が知りたい!

出典元:https://www.ac-illust.com/

 

1.1そもそも香典って何?

香典は、香典袋(不祝儀袋とも言います)に現金を入れ、参列者が通夜や告別式などで受付に渡すものです。

また、通夜や告別式に参列できなかった場合に、後日、ご遺族の自宅に弔問に訪れる際や、法事に参列する場合にも香典を準備することがあります。

 

もともと「香典(こうでん)」は「香奠」と書いていました。

「香」という字は「線香」「香料」などを意味し、「奠」という字は訓読みで「まつる」と読み、「仏前に物を供えてまつる金品」という意味があります。

 

香典は線香や香料などのほかに、穀物や農作物など食料を持ち寄って供えたり、葬儀の手伝いをすることで香典の代わりとしていた時代がありました。

 

今と違い、昔は、人が亡くなった場合にその家族や親戚は家に籠っていました。

「死」ということから「穢れ」や「災い」が広まるのを避けるためだといわれています。

 

しかし、家に籠っていても、葬儀の時には参列者や手伝いをしてくれた人、僧侶に食事を振舞ったりしなければなりませんし、自分たちも食事をしなければいけません。

そのため、穀物や農作物など食料を持ち寄って、食事に宛てていたともいわれています。

 

現在は、一定期間家に籠ることはほぼ不可能ですし、葬儀が終われば翌日から普段通りの生活に戻る場合がほとんどですので、香典には「葬儀の費用の助けになれば」という気持ちが込められているようです。

 

香典を供えるのは、葬儀という急な不幸で出費があることへの助け合いの意味もあり、昔は穀物や農作物など食料を持ち寄ることで、現在は現金を供えることで、お互いに助け合っているわけですね。

 

また、通夜と告別式両方に参列する場合は、通夜で香典を渡すようにします。

通夜で時間に間に合わず、受付に誰もいなかった・・・など、香典を渡すことが出来なかった場合は、告別式で渡します。

 

通夜と告別式、どちらも参列するから香典はどちらでも準備しておかなければならない・・・ということはありませんので、どちらか一方で渡せるようにしておきましょう。

 

1.2薄墨で書く意味は?

香典袋に名前などを書くときは薄墨で書くことが良いといわれていますが、それは、「突然の訃報で墨をしっかり磨る時間がなく、薄墨のまま書いた」「悲みの涙で墨が薄くなった」という意味があるからです。

 

しかし、市販されている香典袋には、「御霊前」などの文字が最初から印刷されているものも多くあり、それが濃い文字で書かれていることがあります。

 

そのような場合は「自分の名前は薄墨で書いても良いのかな?バランスがおかしくならないだろうか?」と不安になってしまう人もいるようですが、印刷された文字に合わせて濃く書いても、名前だけ薄墨で書いても、どちらでも問題はないようです。

 

また、必ずしも薄墨で書かなくてはいけないわけではありません。

 

濃い墨は「故人への想いの深さとして、丁寧に墨を磨りました」という意味があるので、マナー違反にはなりません。

ただ、一般的には「薄墨で書くのがマナーだ」と思っている人が多くいらっしゃるため、薄墨で書いた方が無難だといえます。

 

1.3香典の相場はどれくらい?

香典の金額は、故人との関係によって異なりますのでそれぞれどれくらいなのか見ていきましょう。

 

・家族や親戚など身内の場合

 あなたとの関係 あなたが20代の場合  あなたが30代の場合 あなたが40代以上の場合
祖父母  1万円 1万円~3万円 3万円~
自分の両親 3万円~10万円 5万円~10万円 10万円~
義理の両親 3万円~10万円 5万円~10万円 10万円~
兄弟・姉妹 3万円~5万円 5万円 5万円~
叔父・叔母 1万円 1万円~2万円 1万円~3万円
その他の親戚 3,000円~1万円 3,000円~2万円 3,000円~3万円

 

・会社関係の場合

あなたとの関係 あなたが20代の場合 あなたが30代の場合 あなたが40代以上の場合
上司 5,000円 5,000円~1万円 1万円
上司の家族 3,000円~5,000円 3,000円~1万円 5,000円~1万円
同僚や部下、後輩 5,000円 5,000円~1万円 1万円~
同僚や部下、後輩の家族 3,000円~5,000円 3,000円~1万円 3,000円~1万円

 

・それ以外の場合

あなたとの関係 あなたが20代の場合 あなたが30代の場合 あなたが40代以上の場合
友人・知人 5,000円 5,000円~1万円 5,000円~1万円
友人・知人の親 3,000円~5,000円 3,000円~1万円 3,000円~1万円
先生や恩師 3,000円~5,000円 3,000円~1万円 3,000円~1万円
隣近所の人 3,000円~5,000円 3,000円~1万円 3,000円~1万円

一般的な相場はこのようになっていますが、身内にだけ通用するルールや、会社内だけで通用するルールがありますので、香典を準備するときには確認をしておきましょう。

 

特に、身内だけで通用するルールは、守らなければ後々親戚トラブルなどになりかねませんので、年配の親戚や直前に葬儀などをしている親戚などに確認すると安心できますね。

 

また、立場が同じ人たちで香典の金額が異なるのを避けるために、事前に相談しあう場合もあるようですので、そのような場合は今後のお付き合いも考慮して臨機応変に対応しましょう。

 

夫婦二人で参列する場合、相場の二倍・・・つまり、二人分の相場を準備しなければならないのかな?と思う人もいるようですが、香典は1世帯にひとつ準備すれば問題ありません。

 

1世帯ということですから、夫婦だけではなく子供も一緒に参列する場合でも、香典袋に入れる金額は一人分ということです。

しかし、非常に近い親戚や、葬儀後の会食などにも出席する場合は、一人分の金額ではなく、人数分にしたりと考慮するといいでしょう。

 

1.4香典返し不要の時はどう伝えるの?

公務員や公的機関などの関係者の場合、香典返しを受け取ることが禁止されています。

そうではない場合でも、ご遺族への負担を減らしたい、負担をかけたくないという気持ちから、香典返しを辞退したいと考えている人もいます。

 

「香典返しを辞退したい」と最初から書いたものが印刷されている香典袋を準備できればいいのですが、そのような香典袋が準備できない場合は、香典袋に「香典返しはいりません」という気持ちをしっかりと書き添えておきましょう。

 

一般的な葬儀の場合、受付で香典を渡しますが、受付をしているのはご遺族ではないことがほとんどです。

ですので、受付で香典を渡す時に口頭で伝えるとともに、香典袋にも書いておけば、ご遺族にその気持ちが伝わります。

余白に書く以外にも、一筆箋などに書いて香典袋に入れておいてもいいですね。

 

香典袋に書くときは、上包み(上袋)の表側の左上余白や、裏側に書いた住所などの脇、中包み(中袋)の裏側に書いた住所などの脇です。

香典袋の余白なので、書くスペースは限られていますから、長々と文章を書かずに短く簡潔に書きましょう。

 

親しい間柄であれば

 

「お返しは遠慮させていただきます」

「お返しは不要です」

「香典返しは辞退させていただきます」

 

などで問題ありませんが、より丁寧な文章ですと

 

「誠に勝手ながら香典返しの気遣いは不要でございます」

「お返しなどのご配慮は遠慮させていただくようお願い申し上げます」

「香典返しにつきましては勝手ではございますが遠慮させていただきます」

「お返しはご辞退させていただきたくお願い申し上げます」

 

などが良いでしょう。

 

しかし、香典返しは、香典をくださった方へのご遺族からのお礼なので、辞退せずに受け取ることが最も正しいといえるでしょう。

また、香典返しを辞退した人に対しても、ご遺族は香典返しをすることが多いようですので、公務員などのように香典返しを禁止されている場合を除いては、やはり、香典返しを辞退すべきではないのかもしれませんね。

 

1.5一番気を付けなければいけないことは?

香典袋の文字は、読みやすい楷書で書くのが一番です。

 

筆や筆ペンを使うので、お習字が得意な人や、普段から達筆の人は、自分の名前をとても立派に書くことができるかもしれませんが、あまりに達筆すぎてなんて書いてあるのかよくわからない・・・ということになっては大変です。

 

また、乱暴に書いていてよくわからない・・・ということもあるかもしれません。

香典袋は、葬儀の後にご遺族が確認をします。

 

葬儀に来てくださったのは誰なのか、香典はいくらだったのかなどを確認し、後日お礼状を書いたり、香典返しを手配したりします。

そのような場面で、「なんて書いてあるのかよくわからない」となるとどうなるか想像してみてください。

 

「よくわからないから、もうどうでもいいや」とそのままにしておけるわけではありませんから、ご遺族はどうにかして文字を読もうとするでしょうし、そのために時間や手間をかけなくてはなりません。

 

ご遺族の負担を増やさないためにも、香典袋の文字は読みやすい楷書で書きましょう。

文字が下手でも、一文字一文字丁寧に、ご遺族が読みやすいように心がけて書けば、きっとその気持ちはご遺族に伝わりますよ。

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