供花の意味・読み方・送り方・お礼は?正しい供花の作法を解説します

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2.供花の種類にはどのようなものがある?

出典元:https://www.ac-illust.com/

 

供花の種類は、「アレンジの仕方」「花の種類」「宗教での違い」によって分類されます。

それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。

 

2.1 アレンジの仕方での違いは?

供花のアレンジには、スタンドフラワーや篭アレンジメントがあります。

スタンドフラワーは背の高いスタンドに花を大きく盛りつける形のアレンジです。

よく、劇場の入り口などに花が飾られて、社名や芸能人の方の札名がついているものがありますが、あれがスタンドフラワーです。

 

篭アレンジメントは篭の中に花を盛る形のものです。

スタンドフラワーよりは小ぶりとなります。

値段は花の量が多い分、スタンドフラワーの方が高くなっています。

 

2.2 花の種類はこれを選びましょう

では、供花にはどういった花が使われるのでしょうか。

供花に使われる花は、以前は菊や百合が主流でしたが、現在は洋花も多くみられるようになり、とげがあるとして敬遠されてきたバラも使われています。

白を基調として青・紫・ピンク・黄などの淡い色花をアクセントとして加える組み合わせ方が多いです。

 

菊は供花の定番ですが、仏花や祭壇を飾る花としても良く用いられ、仏教的な花として親しまれています。

菊はさまざまな色や種類があり、和菊のほかスプレーマムなど洋菊もよく使われ、花の持ちも良いです。

 

万葉集には菊のことを詠んだ歌がないため、奈良時代の終わりか平安時代の初め頃に中国から渡ってきたと推測されています。

フランスなど、ヨーロッパでも菊はお墓に供える花です。

これは第一次世界大戦の休戦記念日に、亡くなった兵士に菊を供えるよう、当時のフランスの首相が呼び掛けたからだそうです。

 

ユリ

菊に次いで、ユリも弔事に多く使われる花です。

古事記には、神武天皇がイケスヨリヒメを見初めた地に山百合がたくさん咲いていて、それが地名になったとの記述があり、万葉集にもユリを詠んだ歌が残されています。

ユリが弔事に使われるようになった理由は定かではありません。

西洋ではユリは聖母マリアの象徴とされ、祭壇に飾られたり、結婚式のブーケに使われたりする人気の花です。

 

胡蝶蘭

胡蝶蘭はお祝い事・弔辞の両方に使われます。

もともとは熱帯原産で、日本には明治時代にイギリスから輸入されました。

栽培が難しいことから高級品として贈答用に使われていくようになり、いまでも贈り物によく用いられています。

花もちがよく、弔事にはぴったりの花です。

 

カーネーション

赤いカーネーションは母の日の贈り物、白いカーネーションは母親が亡くなった方がお供えする花です。

昔アメリカ人の女性が、自身の母親が亡くなったときに教会の祭壇に母親の好きだった白いカーネーションを飾った、という逸話がその由来になっています。

母の日は、その女性が「母に感謝の気持ちを伝える日を作ろう」という運動を起こして制定されたものです。

そういったイメージがあるからか、カーネーションは供花や仏花に多く使われています。

 

デルフィニウム

デルフィニウムは青、紫、白などの種類のある美しい園芸品種です。

17世紀からイギリスやアメリカなどで改良が行われてきました。

その美しい色合いから、供花や仏花によく使われています。

 

2.3 造花やプリザーブドフラワーは使える?

祭壇にはまれに造花を使うことがありますが、供花には使われません。

またプリザーブドフラワーは、自宅用の小ぶりなアレンジメントには使われますが、供花にはほとんど使われません。

プリザーブドフラワーは基本的には加工しやすいように、茎の部分は少ししか残さずに切ってしまいます。

そのためスタンドフラワーや、大きめの篭アレンジメントにはボリュームが足りないのです。

 

それに、加工などの手間がかかるため、生花よりも値段が高いです。

ネットなどで供花として紹介されているものは、仏壇に飾る仏花のことを指します。

美しく長持ちし、水切りなどの手間がかからないことから、プリザーブドフラワーは仏花に向いています。

 

2.4 宗教での違いは?

日本の葬儀は仏式がほとんどですが、数は少ないものの神式やキリスト教式の葬儀も行われています。

これら宗教の違う葬儀では、供花はどのようになっているのでしょうか。

 

神式

神式の供花は、仏式と同じで、白や黄の菊、白いユリなどが多く用いられます。

以前は榊を送る慣習がありましたが、今は喪主が榊を用意するようになっています。

 

キリスト教式

キリスト教式では特に花の種類や色などの指定などはありませんが、和菊はあまり使われません。

白いユリは聖母マリアの象徴のため好まれ、菊ではスプレーマムなどの小菊のほかバラやカーネーションなどがよく用いられます。

自宅に小ぶりのアレンジメントを送るのが基本で、それを葬祭場に持って行くこともあります。

 

教会で行う場合は、仏式で一般的に送られるスタンドフラワーや篭アレンジメントなどはあまり飾られません。

また、札名は外します。

その代わりに、イーゼルに立てたり棺に飾ったりする「クロス」というアレンジメントや、イーゼルに立てられる「ハート」というアレンジメントを送ります。

 

<クロス>

出典元:https://www.ac-illust.com/

 

クロスは身内や友人、教会の仲間が送るアレンジメントです。

 

<フルハート>

出典元:https://www.photo-ac.com/

 

ハートにはハートの輪郭だけを花で飾るオープンハートと、花ですべて埋めるフルハートがあります。

ハートは親族や、友人の中でも特に親しい方が送る花アレンジメントです。

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