5.弔事における喪服のルール
出典元:https://syukatsulabo.jp/article/7254
喪服をマナーに沿って着こなすことは、故人や遺族への敬意を示すことになります。
ルールを知らないことには守ることができませんので、まずは基本的なマナーを知っておくことが大切です。
5-1肌を極力見せないようにする
喪服では、肌を見せないようにするのが基本です。
男性はスーツを着るため、肌が見えるかどうかを気にしなくてもいいのですが、女性の場合は注意が必要です。
胸元が大きく開いたものは避け、スカートの丈は膝が隠れることが条件です。
スカート丈が短いと正座をするときに肌が見えてしまいます。
最近では短いスカートの喪服も販売されていますが、お葬式は幅広い年代の方が参列することを考えて、可愛さよりもマナーを重視するようにしましょう。
袖も夏場であっても、肘が隠れるくらいの長さが必要です。
半袖のワンピースに長袖のジャケットを合わせたアンサンブルなら、冬だけではなく夏にも対応することができて便利です。
その場合も、中に着るワンピースがノースリーブや袖の短いものは避けましょう。
5-2毛皮やファーはNG
出典元:https://syukatsulabo.jp/article/7254
弔事では「殺生をイメージさせるものは避ける」のがルールです。
そのため動物の毛皮を使ったものは使わないように気をつけてください。
フェイクファーも、見た目では区別がつかないことから、避けるべきでしょう。
寒い時期ですと、毛皮のコートやファー付きのバッグなどがありますが、お葬式の場では使わないように気をつけます。
また、毛皮やファーは華やかなイメージになることからも相応しくありません。
高価なものだったとしても、使わないようにしてください。
コートはシンプルなデザインとし、必ずしも黒色である必要はありませんがダークグレーや濃紺など、暗い色のものが望ましいです。
カジュアルなデザインのコートや、ジャンバー、ダウンジャケットなども避けた方がいいでしょう。
5-3ストッキングは少し肌の色が見えるものを選ぶ
お葬式の場では、黒のストッキングをはきます。
ただし、黒の色が濃すぎて肌の色が見えないものや、タイツのような厚手のものは、カジュアルな雰囲気になってしまいますので相応しくありません。
黒のストッキングは、肌が少し透ける程度の濃さのものを用意しておくようにしましょう。
一度足を通して色を確認しておくと安心です。
また伝線してしまった時のために、予備のものをバッグに入れておくとなお良いでしょう。
模様や柄などが入っていたり、網目になったりしているようなものは、黒い色でもNGです。
ストッキングは黒が一般的ですが、法事の席であれば肌色でも良いとされています。
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