真言宗のお焼香やお線香の作法は?数珠の持ち方・おりんの回数も解説

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仏式の葬儀に参列したときにはお焼香を、故人や遺族の自宅に弔問したときにはお線香を焚く機会がありますね。

お焼香やお線香を焚くときの作法は、宗派によって異なり、場合によってはその宗派の中の流派によっても違うことがあります。

 

この記事では、日本の主要な仏教(八宗)の一つである真言宗の作法について解説していきたいと思います。

また、弘法大師空海が開いた真言宗について、お焼香やお線香の作法だけでなく、葬儀の流れや歴史・教義などもざっくりとお伝えしますので、真言宗への理解を深めるきっかけにしていただければ幸いです。

 

— この記事の目次 —

1.真言宗の基礎知識・真言宗とは?

2.真言宗の葬儀の流れは?

3.焼香・線香の意味や基本的なやり方は?

4.お焼香の順番や種類は?

5.真言宗の焼香や線香の作法は?

6.真言宗の数珠の特徴や作法は?

7.真言宗のお経や法具はどんなもの?

8.まとめ

1.真言宗の基礎知識・真言宗とは?

出典元:https://www.ac-illust.com/

 

お焼香の作法の前に、真言宗とはどんな教えなのかや、空海の生涯について少しお伝えしましょう。

先祖代々受け継がれてきた宗派がどういったものなのかをちょっとだけ見てみませんか。

 

1.1 真言宗とはどんな教え?

真言宗は、空海(弘法大師)を開祖とし、大日如来を本尊とする仏教の宗派です。

拠り所とする経典は「大日経」と「金剛頂経(こんごうちょうぎょう)」で、これを両部の大経と呼んでいます。

大日経で説かれる仏の世界は「胎蔵界曼荼羅」で表され物質を意味し、金剛頂経では「金剛界曼荼羅」で表され、精神を意味します。

真言宗ではお寺の東に胎蔵界曼荼羅を、西に金剛界曼荼羅を掲げています。

 

真言宗は、悟りを開いて現世で仏になるという即身成仏を目的とする宗派で、密教です。

密教は大日如来を本尊として、秘密の教義と儀礼を師匠から弟子へと伝えていくスタイルの教えのことを言います。

真言宗は即身成仏という目的のために加持・祈祷を重んじ、真言や陀羅尼(だらに)といった言葉を唱え印を結び、法具を活用して修行を行います。

 

真言宗での、即身成仏を達成する3つのエッセンスは以下の通りです。

 

三密

身口意の三密修行で、身体、言葉、心の修行を行うことで、誰でも仏になることができるとしています。

 

四曼(しまん)

四種曼荼羅の略で、大曼荼羅・三昧耶(さんまや)曼荼羅・法曼荼羅・羯磨(かつま)曼荼羅のことです。

これらは大日如来の功徳を表すとされています。

 

六大

六大とは、万物の構成要素である、地・水・火・風・空・識のことです。

真言宗ではこれらによって、大日如来(世界)が作られているとしています。

 

1.2 真言宗開祖の空海って?

空海は774年(奈良時代)、香川県に生まれました。

14歳で京に上り、論語や歴史、文章、儒学などを習い、その後修行をしたり思想論を執筆したりしていました。

20歳になると槙尾山寺(まきのおさんじ)で出家しました(場所や年齢など諸説あり)。

 

その後名を空海とし、22歳のころ大日経などの密教に出会ったとされています。

804年、31歳の空海は遣唐使に留学僧として参加、唐の長安に向かい、そこで真言密教の第七祖である恵果和尚に師事しました。

翌年には灌頂(かんじょう・2.4で解説)の儀式を3回に渡って受け、遍照金剛(へんじょうこんごう)の名を授けられ32歳で真言密教の第八祖となります。

 

806年には日本に戻り、その4年後には天皇に真言宗をひらく許しを得ました。

816年、43歳には高野山を修行の道場として天皇に請い、与えられます。

その後私立の学校や東大寺に道場を建立したり、東寺を賜ったり、日本の僧侶を管理する役職についたりなど活躍をつづけながら、真言密教の書物を著しました。

 

831年(58歳)の年には病となり、835年、62歳でこの世を去りました。

弘法大師(こうぼうだいし)という諡号(しごう・貴人に死後つけられる名前)は、921年醍醐天皇によってつけられたものです。

 

1.3 真言宗の流派は?

真言宗の流派は、古義真言宗・新義真言宗・真言律宗の3つに分けられます。

 

古義真言宗

高野山や東寺の流れを組む流派で、さらに12に分かれます。

高野山真言宗 総本山:金剛峰寺

東寺真言宗  総本山:教王護国寺(東寺)

真言宗善通寺派  総本山:善通寺、大本山:随心院

真言宗須磨寺派  大本山:福祥寺(須磨寺)

真言宗中山寺派 大本山:中山寺

真言宗三宝宗 大本山:清澄寺(清荒神・きよしこうじん)

真言宗山階派 大本山:勧修寺

真言宗醍醐派 総本山:醍醐寺

真言宗御室派 総本山:仁和寺

真言宗大覚寺派 大本山:大覚寺

真言宗泉涌寺派 総本山:泉涌寺(せんにゅうじ)

信貴山真言宗  総本山:朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)

 

新義真言宗

平安時代の覚鑁(かくばん)を祖とする流派です。

新義真言宗 総本山:根来寺(ねごろじ)

真言宗豊山派(ぶざんは) 総本山:長谷寺

真言宗智山派(ちさんは) 総本山:智積院(ちしゃくいん)

 

真言律宗

鎌倉時代の叡尊(えいそん)を祖とする流派です。

真言律宗 総本山:西大寺

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