5.供花の宗教ごとの花の種類は?
出典元:https://www.ac-illust.com/
次に、供花にはどのような花が使われるのかを見てみます。
宗教毎によく選ばれる花をご紹介していきます。
5.1 仏式でよく使われる花は?
仏式のお葬式でよく使われるのは、やはり菊です。
和菊では中くらいの大きさの中菊や小さめの小菊、洋菊のスプレーマムなどのさまざまな種類の菊が見られます。
他にはユリ、カーネーション、デンファレ、胡蝶蘭、カラー、デルフィニウム等が多く使われています。
白い菊をメインとして、アクセントに他の種類の色花を置く形が多いです。
5.2 神道のお葬式では榊を送るの?
神道のお葬式では本来榊が送られていましたが、近年では榊は喪主が供えて、他の方は花を送る形が一般的になっています。
花の種類は白や黄の菊、白いユリなどとなります。
胡蝶蘭や洋花はあまり使われません。
5.3 キリスト教式では菊は使わない?
キリスト教のお葬式では、白いユリ、白のカーネーション、白バラなどが多く用いられ、和菊はあまり見られません。
白いユリは聖母マリアの象徴ですので、使われることが多いようです。
葬祭場などで行う場合はスタンドフラワーや篭アレンジメントで送られますが、教会が葬儀会場のときはそこのルールを事前に確認する必要があります。
海外ではハートや十字架の形に花をアレンジし、イーゼルに立てかけたり、棺に飾ったりします。
また、自宅に篭アレンジメントを送り、それを葬儀会場に持って行くという習慣もあり、これは供花というよりは枕花に近い形です。
<< 次ページへ続きます >>