葬儀の作法はこれで完璧!服装や時間、お焼香などマナーの全てを解説

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2.葬儀での服装や持ち物の作法は?

出典元:https://www.ac-illust.com/

 

葬儀の作法として、服装や小物などの持ち物はとても重要です。

マナーをわきまえた服装をするということは、故人を悼む気持ちを表し、遺族に礼を尽くすことです。

喪服や小物などの作法を知り、失礼のない服装で葬儀に参列しましょう。

 

2.1 喪服はどういうものを選べばよい?

喪服にはランクがありますが、喪服として着用されるのは「準喪服」と呼ばれるものが一般的です。

ここではその「準喪服」を基準に解説していきます。

準喪服であれば、喪主や遺族・親族・一般参列者のどなたでも、通夜・葬儀・告別式~一周忌まで着用することができます。

 

男性の喪服

男性の喪服は、「ブラックスーツ」という名称で呼ばれています。

これは普段仕事などで着るダークスーツ(濃紺やダークグレーなどの黒っぽい色のスーツ)とは違うものです。

ブラックスーツは、黒に深みがあり光沢がなく、高級感があります。

 

素材はウール100%で、ポリエステル混が多いダークスーツよりやわらかで着心地がよく、仕立てもよいです。

デザインはゆったりとした作りになっており、ベント(裾の切れ目)はありません。

相場は2万円~5万円くらいの価格帯が多く、購入するときはオールシーズン対応のものを選ぶと良いでしょう。

 

ワイシャツはレギュラーカラーまたはワイドカラーの、白無地でブロード素材のものを選んでください。

袖口はシングルカフス・ダブルカフスのどちらでも良いですが、カフスボタンは黒い石など地味なもので、金属部分は銀のものを選びましょう。

 

ネクタイは黒無地で幅は流行りのものより少し太め、素材はシルクがおすすめです。

ネクタイの結び方は、レギュラーカラーではプレーンノット、ワイドカラーではセミウィンザーノットがよいでしょう。

結び目の下のくぼみ(ディンプル)は作らないでください。

ネクタイピンは光り物ですので、つけません。

 

女性の喪服

女性の喪服は黒のワンピース、アンサンブル、スーツなどです。

パンツスーツは準喪服には相当しないという考え方が主流ですので、できれば避けた方がよいでしょう。

しかし、高齢の方や足の悪い方などはこの限りではありません。

 

喪服はなるべく肌の露出が少ないデザインを選び、袖は長袖~五分または七分袖、スカートの長さはひざ下こぶし一個分ぐらい(正座したときにひざが隠れる長さ)がよいでしょう。

準喪服では多少のレースやフリルなどはOKです。

 

2.2.靴や靴下、バッグなどの小物のマナーは?

葬儀では動物の殺生を連想させるものはマナー違反とされていますが、靴やバッグについては革や合成皮革のものを使用して構いません。

しかしクロコの型押しなどは、ダイレクトに動物らしさが出てしまいますのでNGです。

スエードは賛否両論となっているようです。

 

男性の靴・靴下・バッグ

男性の靴はストレートチップで内羽根のものがフォーマルな場にふさわしいです。

これは就活などで購入された方も多いかと思います。

ストレートチップとは甲の部分に切り替えがある形で、内羽根は靴紐を通すところが全部開かず、V字になるものを指します。

 

<ストレートチップで内羽根の靴>

出典元:https://www.ac-illust.com/

 

靴下は黒無地で、ワンポイントもNGです。

鞄は持たずに、お香典やお布施は折れないように長財布などと一緒に内ポケットに入れている方が多いようです。

鞄を持つ場合は、セカンドバッグなど小さめのタイプで、黒い革や合成皮革のものが良いでしょう。

エナメルは光沢が派手に見えますので選ばないようにしましょう。

 

女性の靴・ストッキング・バッグ

女性の靴は黒のパンプスで、ヒールは3~5cmくらいがベストです。

デザインは靴全体の形、トゥ、ヒールなどすべてプレーンなものを選んでください。

葬祭場によっては靴を脱ぐ場合もありますので、ストラップつきやインソールが派手なものはお勧めしません。

 

ストッキングは黒で透けるタイプを選びます。

黒であっても柄やワンポイントのあるものはNGです。

バッグは黒の革または合成皮革ですが、フォーマル売り場で販売されている布製のものでも良いですね。

靴もバッグも、本来は布製が正式ですが、雨や雪の日もありますし、現代では必ず布製にしなければならないということはありません。

 

バッグのデザインはフォーマル売り場に販売されているような、小さめのハンドバッグを選んでください。

華美な飾りや光を反射するエナメル、動物の殺生を連想させるクロコの型押しなどは避けましょう。

持ち物が多いときは、黒のトートバッグ(B5~A4くらいの縦型のもの)を持つとよいですね。

 

2.3 髪型や身だしなみはどうすればよい?

髪型・髪色

男性は清潔感のある髪型を心がけてください。

女性は縛ることのできる長さなら後ろで一つにまとめましょう。

まとめるときは耳より下の位置にし、一つ結びの場合はゴムだけで済ませず、黒のバレッタなどを使用して隠してください。

 

お団子ヘアの場合はきっちりまとめ、おしゃれなふんわりした感じは出さないようにしましょう。

まとめるほどの長さがない方は、お辞儀をしたときに髪が落ちてこないように、ピンなどで留めてください。

髪色は明るすぎるようなら染めたり、一時的にスプレータイプのヘアカラーなどで黒に近い色にしたりしましょう。

 

メイク・ネイル

ノーメイクは失礼に当たりますので、ある程度お化粧はしなければなりませんが、派手にはできません。

頬紅やハイライトはなしで、口紅・アイシャドウはベージュ系、アイラインは目尻くらいにとどめましょう。

ネイルは派手な色は避け、透明や淡いピンクくらいまでにします。

落とせないタイプの派手な色のマニキュアをつけている場合は、上から地味な色を塗るようにしてください。

 

アクセサリー

アクセサリーは真珠のネックレスをつけるのが一般的です。

二重では「不幸が重なる」という意味となってしまいますので、一重を選んでください。

他には結婚指輪はつけていて大丈夫です。

 

2.4 必要な小物は?ハンカチや数珠はどんなものを選ぶ?

葬儀に持って行く小物は、ハンカチや数珠、お香典(袱紗に入れておく)、財布、傘、替えのストッキング、携帯などです。

ハンカチは黒を選びます。

袱紗(ふくさ)は紫であれば慶弔両用で使えますので、持っていなければ紫を購入すると良いでしょう。

 

数珠は男性用と女性用で分かれて販売していますので、どちらかを選びましょう(共用が売っているところもあります)。

地域によっては使用できる数珠の色が決まっていることもあるので、確認しておくことをお勧めします。

宗派ごとの長い数珠も販売されていますが、これは信仰の深い方以外は必要なく、通常は一般的に売られている短いタイプで大丈夫です。

 

数珠は持たなくてよいという意見もありますが、実際には持っている方がほとんどです。

忘れた場合は葬儀社や葬祭場で用意していることが多いので、聞いてみましょう。

個人の持っている数珠の貸し借りはしない方がよいという言い伝えがあります。

コンビニでも売っている場合がありますので、周辺にあればそこで探してみるのも手です。

 

2.5 お香典の袋の選び方や注意することは?

葬儀でのお香典の袋は、宗教で表書き(表に書かれている「御霊前」など用途を示す言葉)が変わります。

仏教

御霊前、御香典、御香料など

※浄土真宗・日蓮宗・曹洞宗では御霊前ではなく御仏前を使うのが正式ですが、御霊前でも構いません

神道

御玉串料、神饌料、御神前、御神料

キリスト教(カトリック)

献花料、御花料、御ミサ料

キリスト教(プロテスタント)

献花料、御花料、忌慰料(きいりょう)

 

また、中に入れる金額で袋の豪華さが変わります。

水引の形は結びきりまたはあわじ結びで、色は黒白が多いですが、高価なものになると双銀が使われます。

また、神道では双白となります。

 

3~5千円

印刷された水引のもの

1~3万円

7~10本の水引がついたもの

3~5万円

水引は10本で、高級和紙を使用

5万円以上

3~5万円のものと同じタイプでサイズが大きいもの

 

注意点

筆記用具は薄墨の筆(筆ペン)が理想ですが、黒のサインペンでも構いません。

また、金額を書くときに旧字体を使う漢字は以下の通りです。

壱(一)、弐(二)、参(三)、伍(五)、拾(十)、陌(百)、阡(千)、萬(万)、圓(円)となります。

しかし中袋は算用数字でも構いません。

 

連名のときは3名まではお香典袋に書きます。

4名以上になる場合は、代表者の名前を書いてから、その横に「他一同」「他〇名」と記入してください。

その場合は全員の住所と名前を書いた紙をお香典袋に入れておきましょう。

 

お札は新札の場合、一つ折り目をつけてから入れるのがマナーです。

入れ方はお香典の裏面に肖像側が向くようにしてください。

 

2.6 暑さや寒さへの対処法は?

寒い場合はコートを着用し、式場に着いたら脱ぎます。

色は黒や紺などの地味なものとし、毛皮やファーなどの素材は避けてください。

また、ジャケットのように短いものではなく長さのあるタイプを選びましょう。

 

タイツはカジュアルなイメージですので、寒い地方でない限りはあまりお勧めできません。

黒の透明なストッキングにベージュのものを重ねるなどして対処します。

また、ブーツも基本的には寒い地方のみとなります。

 

暑さにはあまり対処法がありません。

喪服の項でお伝えしたように、袖は短くても五分までで、あとは薄手の生地を選ぶなどすると良いでしょう。

扇子は持っていてもよいですが、式場では使用しないのがマナーです。

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