7.お葬式での供花・席・焼香の順番は?
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お葬式では多くの人が集まるため、シーンごとに順番を決めてスムーズに執り行われるようにしなければなりません。
ここでは供花を置く順番・席順・お焼香の順番・お骨上げの順番について解説いたします。
7.1 供花を置く順番は?
供花を置く位置は、故人と関係性の近い順に以下の通りになります。
⑥ | ④ | ② | 喪主 | 祭壇 | 喪主 | ① | ③ | ⑤ |
⑫ | ⑩ | ⑧ | 祭壇 | ⑦ | ⑨ | ⑪ |
他に供花の置き方としては芳名板という方法があります。
これは一律の金額を支払い、お葬式の生花の費用にあてるというやり方です。
この場合、会場の入り口に芳名板という板を掲示し、そこに送り主の名前をあいうえお順に並べます。
芳名板のメリットは供花を置く順番を気にしなくて済むこと、花のイメージや量を調節できること、供花につける名札がないため、イメージを統一できることなどがあります。
7.2 お葬式での席順はどうする?
ある程度の人数のお葬式では真ん中に通路があり、右が親族の席、左が一般参列者の席となっています。
祭壇に近い方・通路側から故人と関係性の近い順に座ります。
――――――祭壇――――――
〇〇〇〇 通路 喪主〇〇〇
〇〇〇〇 〇〇〇〇
親族の席は血縁関係の深い順で、家族単位で座ることが多いです。
一般参列者の席は葬儀委員長・世話役代表→友人・知人→会社関係の順です。
また、親族が多い場合は右に故人と血のつながりのある親族(血族)、左に故人の配偶者の親族(姻族)が座る場合もあります。
家族葬など人数の少ないお葬式では通路がなく、祭壇に一番近い列の真ん中が喪主となり、喪主をはさんで遺族が並びます。
その後ろには血縁関係の近い順に座っていきます。
7.3 焼香の順番はどう決める?
焼香の順番は基本的に親族→一般参列者の順で、席順となります。
親族では喪主から始まり、故人と血縁関係の近い順、直系を優先していきます。
あとは年齢や同姓かどうかなどを考慮して決めることが多いです。
地域によっても違いますので、念のため確認しておきましょう。
焼香も席順と同じく家族単位で考えることが多いため、例えば故人の子(男性)が焼香したら、その次に妻やその子という順になるのが一般的です。
また、焼香の順番のトラブルを防ぐため、「止め(留め)焼香」といった方式がとられることもあります。
止め焼香は、喪主以外の故人と近い関係性の人の焼香順を、後に持って行くやり方です。
そうすることによって、「焼香は順不同」ということを示す意味合いがあります。
止め焼香の順番は、親族が全員終わったあとに行うか、一般参列者まで終わったあと最後に行うかのどちらかとなります。
止め焼香は西日本を中心に行われていましたが、最近では少なくなってきています。
7.4 お骨上げの順番は?
お骨上げも喪主から、関係性の近い順となります。
ただお骨上げの場合は二人一組で行うことが多いです。
その場合には、一巡したあと違う人と組んで行ったりもします。
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