曹洞宗の葬儀とは?特徴的な流れなど7つの基本知識を大公開!

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現在の日本において、仏教にはさまざまな宗派があり、それぞれ教えや修行に特徴がありますが、中でも禅宗のひとつ、「曹洞宗」は特徴の濃い宗派と言えるでしょう。

檀家で自身の宗派を強く意識していない限り、「曹洞宗」についての知識や、葬儀の認識などを持たれている方は少ないかもしれません。

 

「曹洞宗」の葬儀は特徴的で、大きな音で打楽器を打ち鳴らす儀式に驚かれた方も多いのではないでしょうか。

 

禅宗のひとつ、「曹洞宗」について、その宗派や宗教概念・葬儀の流れや特徴などをまとめてみました。

 

— この記事の目次 —

1.「曹洞宗」ってどんな宗派なの?

2.「曹洞宗」が他宗派と違う特徴的な3つのこと

3.「曹洞宗」葬儀の特徴と流れ

4.「曹洞宗」葬儀で知っておくべき費用の内容

5.「曹洞宗」葬儀における4つの注意点

6.「曹洞宗」の法要と行事の種類とは

7.「曹洞宗」のお寺では何ができるの?

8.まとめ

1.「曹洞宗」ってどんな宗派なの?


出典元:https://www.photo-ac.com/

 

「曹洞宗」は、禅宗(坐禅を中心に修行を行う宗教)のひとつです。

また、日本三禅宗のひとつでもあり、他には「臨済宗」「黄檗宗(おうばく-しゅう)」があります。

「道元禅師(どうげん-ぜんじ)」が鎌倉時代に仏法を日本に伝え、「瑩山禅師(けいざん-ぜんじ)」が全国に拡げた宗派で、このふたりの禅師を両祖とし、本尊「南無釈迦牟尼仏(なむ-しゃかむにぶつ) 」とともに「一仏・両祖」として仰いでいます。

 

1-1 「曹洞宗」って大きな宗教団体なの?

(1)「曹洞宗」の規模

現在の日本に置いては約15,000の寺院・約25,000人の僧侶・28箇所の修行道場(僧堂)・約800万人の信徒を持つと発表されており、日本有数の宗教団体です。

 

(2)「曹洞宗」の大本山はどこ?

・大本山 永平寺(えいへいじ:福井県吉田郡永平寺町)

・大本山 總持寺(そうじじ:神奈川県横浜市鶴見区)

 

この2つの大本山を「両大本山」といい、曹洞宗寺院の信仰の根本となっています。

「曹洞宗」のトップである「管長」は、この2つの大本山貫首(住職)が交互に務めています(2年ごと)。

 

(3)その他活動をサポートとしている施設とは?

各寺院の他に、総合的な研究や教化センターを有して宗教活動をサポートしています。

 

・曹洞宗総合研究センター

「曹洞宗」の課題についての調査・研究や「曹洞宗」の布教教化、と人材養成(研究員等)を行っています。

 

・管区教化センター(禅センター)

全国9箇所にあり布教を推進しており、「禅をきく会」や「禅のつどい」「子どもが参加できる座禅会」などが開催されています。

この他にも国際布教センターがあり、海外で布教活動を行っています。

 

1-2 「曹洞宗」の信仰の基本とは?

・端坐(たんざ)

・合掌(がっしょう)

・礼拝(らいはい)

 

落ち着いた心で坐り、お釈迦様へ心を込めて合掌、礼拝することで、日々の自分を反省し、お釈迦様の教えを生活の中に活かす心を育み、そして行動することで心の安らぎを得るとしています。

 

1-3 「曹洞宗」の経典とはどんなもの?

「経典」とは、お釈迦様が説いた教え(説法)をまとめたものです。

「曹洞宗」には多くの経典がありますが、代表的なものをご紹介します。

 

○「曹洞宗」の代表的な宗典である「基本経典」は

・正法眼蔵 (しょうぼう-げんぞう)→ お釈迦様の教えを網羅しようと、道元禅師が説示した著

・伝光録 (でんこう-ろく)→ 瑩山禅師が修行僧に時示した説法をまとめたもの

 

○「日用経典」については

・修証義(しゅしょうぎ)→「正法眼蔵 」より抜き出し編集したもの

・般若心経(はんにゃ-しんぎょう)→「般若経」の精髄を262文字にまとめたもの

 

となっています。

またお経をあげる前には、

・南無釈迦牟尼仏(なむ-しゃかむに-ぶつ)

または、

・南無帰依仏(なむ-きえ-ぶつ)

・南無帰依法(なむ-きえ-ほう)

・南無帰依僧(なむ-きえ-そう)

などと唱えます。

 

1-4 「曹洞宗」が考える「死生観」とは?

開祖である道元禅師は「生死はすなわち仏の御命なり」と言っています。

「曹洞宗」においては、死後の世界を明確にしておらず、曹洞宗総合研究センターでの調査によると、霊魂に関する考え方は僧侶によりさまざまなようです。

 

「曹洞宗」の葬儀では、亡くなった人は「お釈迦様のお弟子になり仏界で修行を続ける」とし、そのために必要な「授戒」(戒名や戒法を授かること)・「引導」(「悟り」を開くために仏の道(仏界)へ導く)の2つの儀式を僧侶が行う流れとなっています。

 

1-5 お仏壇の祀り方

(1)お仏壇の意味

単にご先祖をお祀りするのではなく、仏壇の中は「須弥山(しゅみせん)」を表現しています。

その中にご本尊も祀られていることから、お寺の本堂と同様に扱われます。

つまり家の中に「お寺がある」ことになるのです。

 

(2)祀り方

上段中央にお釈迦様をおまつりします。

お釈迦様の左右にご先祖の位牌を、向かって右から古い順におまつりします。

 

中段にはお供え物を置きます。

5種類のお供え物が基本です(線香・花・灯明・水・食べ物)。

 

下段には三具足(みつぐそく)を置きます。

向かって左より花立て、香炉、ろうそく立ての3種類です。

 

お供えしたものは無駄にならないようお下がりとしていただきましょう。

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