4.代理で通夜に参列した場合の記帳マナーとは
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仕事やその他家庭の事情などで、通夜に参列できないときは、代理人を立てることがあります。
その際、代理である自分の名前を書けばいいのか、それとも来られなかった本人の名前を書いた方がいいのかは、迷いやすいポイントだと思います。
しっかり確認しておきましょう。
4-1妻が夫の代理で参列する場合
夫が仕事の都合などでどうしても行けないときには、妻が代理として行くことがあります。
もちろん妻でなくても、その他の友人や家族に頼んでも構いません。
代理として参加する場合、妻に故人との面識がなくても差し支えありません。
妻が純粋に代理として参加する場合には、本来参列するはずだった夫の氏名を記帳します。
その左下に、「内」と書き添え、妻の名前は書かないのが一般的です。
受付では「主人が不在にしておりますので、本日は私が代理で参りました。」と言います。
4-2上司の代理で参列する場合
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香典の表書きは出席できなかった上司の名前で出し、記帳も上司の名前や役職、および会社名や所属部課を記入します。
代理であることがわかるように上司の名前の左下に「代」と書きます。
純粋な代理の場合は、芳名帳に代理人の名前は書きません。
ただし、上司の名前の下に小さな文字で自分の氏名を書くケースもありますので、その地域の慣習に従いましょう。
名刺を求められる可能性がありますので、上司に言って予め名刺を預かっておきましょう。
名刺を差し出す際には、名刺の左下を三角形に折って弔意を示す風習があるようです。
代理人の名刺は、求められたら渡しますが、基本的には求められていない限り渡す必要はありません。
4-3友人の香典を頼まれたが、芳名帳に記帳するのは友人の名前だけ?
一般的には、家族の誰かを代理人にすることが多いですが、独身で近くに家族が住んでいない場合などは友人に代わってもらってもそれ自体はマナー違反にはなりません。
代理で来たことを受付に伝え、友人から預かってきた香典を渡して、友人の名前を記帳し、友人の氏名の下に「代」と書き添えます。
地域によっては「代」の下に小さく自分の名前をフルネームで書くところもあるようです。
自分も参列する間柄で、他の友人の香典も預かっているケースでは、受付で人数分の香典を渡した後、自分と友人の名前を全員分記帳します。
記帳する人数が多いと字が汚くなりがちですが、後々に記録として活用するものですので、住所がわからないといったトラブルにならないように一つ一つ丁寧に書くように気をつけましょう。
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