6. 通夜の受付に関するマナーも要チェック
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さて、普段あまり経験の機会がないのが通夜の受付です。
参列者はどんなマナーに気を付ければ良いのでしょうか?
また、通夜の受付を頼まれたらどんなことをおさえておけば良いでしょうか?
以下に説明します。
6-1.通夜の参列者が受付で守るべきマナーとは?
受付が故人との関係別に分かれている場合があります。
まずは並ぶ列を間違えないことが基本です。
受付で自分の番になったら、受付の人に簡潔なお悔やみを述べます。
受付で長々と話すのはマナー違反ですので、シンプルにお悔やみを述べましょう。
次に一礼をしてふくさを開き、香典を取り出します。
香典を裸で持ち歩くのはマナー違反ですのでふくさに包んで持参します。
香典の表書きが相手から読める向きにして両手で受付の人に手渡しします。
この時に香典をふくさの上に載せて手渡すのが正しいマナーです。
芳名帳に住所と名前を記帳します。
焦らず丁寧に記帳しないと、後で遺族の方が読むことができずに迷惑をかけてしまいます。
一礼して受付を後にします。
6-2.通夜の受付を頼まれたら何を気にかける?
通夜の受付では以下の役割が期待されています。
参列者の誘導(通夜会場の担当者がやる場合もあります)
会場への案内(通夜会場の担当者がやる場合もあります)
香典の受け取り
記帳のお願い
香典の管理
会葬礼状の手渡し(別な関係者や通夜会場の担当者がやる場合もあります)
通夜の受付での役割の中でも、香典の管理を間違いなくすることが最大の役割です。
香典は都度あらかじめ用意した入れ物に移していきますが、必ず目の届く範囲に置き、目を離してはいけません。
受付を終えたら、集めた香典はいつ誰にどうやってわたすのか、事前によく喪主と確認し合いましょう。
受付を引き受けたら、喪主へ香典を引き渡すまで決して気を抜いてはいけないことを覚悟して臨みましょう。
6-3.通夜の受付は何時から何時までいるべきなの?
通夜の受付は、通夜の1時間前には会場に到着して、受付の準備を確認しましょう。
特に大切なのは香典を入れる入れ物の用意です。
他に記帳していただく芳名帳や筆記用具、会葬礼状などが準備出来ているか自分の目で確認しましょう。
通夜の受付は通夜の開始時刻の30分くらい前から始めます。
いつまで受付を出しているかは、決まりがある訳ではなく通夜会場によりまちまちです。
通夜が始まり読経になると受付を片付けてしまうところもあります。
ただし、交通事情などでやむを得ず遅刻してしまう人もいますので、多少長めに受付を開けておいた方が親切です。
目安としては、参列者の焼香が終わりそうになる頃までです。
その頃には通夜会場の担当者に促されると思いますが、受付の担当者も受付を片付けて焼香をあげると良いでしょう。
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