お悔やみ文のルールは説明致しましたが、ではどういった文で送信をすれば良いのか…パターン別に例文もご紹介いたします。
10-1.取引先に送るお悔やみメール
件名:
〇〇株式会社〇〇より お悔やみ申し上げます
本文:
〇〇株式会社〇〇様 いつもお世話になっております。この度は〇〇様の訃報を伺い、たいへん驚いております。
本来であれば、弔問にお伺いすべきところではございますが、都合でご葬儀にお伺いできず申し訳ありません。 メールにて甚だ恐縮でございますが、〇〇様のご冥福心よりお祈り申し上げます。」
10-2.親しい人に送るお悔やみメール
件名:
〇〇よりお悔やみ申し上げます
本文:
〇〇様のご逝去を知り、メールを送りました。
心からお悔やみ申し上げます。お手伝いできることがあれば、なんでも協力するので言ってくださいね。
どうか無理だけはせず、お身体大事になさって下さい。
それだけが心配です。○○様のご冥福を心より祈っています。
10-3.同僚に送るお悔やみメール
件名:
○○よりお悔やみ申し上げます
本文:
○○様のご逝去にあたり心からお悔やみ申し上げます。
何かと大変な事もあるかとは思いますが、こちらのことは心配せず安心してそちらに専念なさって下さい。
私でお役に立てることがありましたら、御遠慮なくお知らせ頂ければと思っています。
○○様のご冥福心よりお祈り申し上げます。なお、御用がなければ返信は不要ですので、お気遣いなく。
11.お葬式に行けない場合のお悔やみマナー

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前文にてメールでのお悔やみをご紹介しましたが、メールはあくまで略式のため、正式にはお葬式に行けない場合は、「弔電」「香典」を送るのがマナーとなります。
11-1.弔電の送り方
弔電を送る際は、インターネットの「弔電サービス」もしくはNTTの115番にて申し込みが可能です。
料金は電報の場合手紙とは違い文字数で値段が決まるため、一概には言えませんが約1000~3000円が一般的と言えます。
送る際は、お葬式をする会場に届くようにしましょう。文章は自分で考えるのもいいですが、あらかじめ決まっている文章を選択する方が多くいます。
オプションとして、「押し花」「線香付き」等もありますが、無いからといって失礼に当たると言ったことはないので、お好みで選択することをオススメします。
11-2.弔電やお悔やみの文章を送る際の敬称
弔電やお悔やみの言葉の文章では、一般的な「お父さん・お母さん」といった敬称は使用せず、
- お父さん→お父様、ご尊父様
- お母さん→お母様、ご母堂様
- 祖父→ご祖父様
- 祖母→ご祖母様
- 夫→ご主人様
- 妻→ご令室
- 息子→御子息様
- 娘→ご息女様、ご令嬢様
- 兄→御兄様、または名前で○○様
- 姉→お姉さま、または名前で○○様
- 弟→御弟様、または名前で〇〇様
- 妹→御妹様、または名前で〇〇様
と言うように書きましょう。
11-3.香典の送り方
お葬式に参列ができない場合は、一般的に弔電を打ち「供花等のお供えを注文する」もしくは「香典を送る」と言った手配をするのがマナーとなります。
香典を送る際は、必ず「現金書留」で郵送し、一緒に「お悔やみの手紙」も同封します。
11-4.香典の金額の決め方
お香典に入れる金額は、故人との関係性によって値段は違うが一般的には
- 両親の場合は5万~10万円
- 兄弟の場合は3万~5万円
- 祖父母の場合は1万~5万円
- 叔父、叔母の場合は1万~5万円
- その他の親戚の場合は1万~3万円
- 知人・友人の場合は5千~2万円
が相場となります。
ご注意いただきたいのは「4万円」「4千円」など「4」の付く数字は「死」を連想させるため、絶対に避けましょう。
11-5.香典袋の選び方
香典を送る際、必ず現金書留の袋に「香典袋」に現金を入れて送りましょう。
香典袋を選ぶ際は、「結びきり」「あわじ結び」の水引を選択します。「リボンタイプ」の水引は何度も解き結ぶことが出来るため「何度も繰り返す」ということを連想させてしまうので、必ず解けない「結びきり」を選択しましょう。
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