葬儀のマナーや作法、急なお葬式でも安心の全知識解説

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仏式の葬儀が多い中、クリスチュンでなければ、キリスト教の葬儀を上げる方は少ないかもしれませんが、友人親戚などに信仰があり、葬儀をキリスト教で実施するということも考えられます。
そういう時に慌てないように、キリスト教の葬儀、なにびにマナーの大枠を紹介をしましょう。

3-1.キリスト教の死生観

キリスト教における葬儀で重要なのは「死の迎え方」です。
そういう意味で、臨終の際し、カトリックでは神父プロテスタントでは牧師が立ち会い、神に祈って死の瞬間を迎えることを重視します。

キリスト教においては、死は命の終わりではなく、地上での罪が、神から許され永遠の安息を与えられることと捉えられているからです。
その位置づけは、生と死を支配している神に委ねるという死生観が、仏教とは異なっているということです。
そういう死生観ですから、当然弔問の言葉もマナーも異なってくるはずでしょう。

3-2.カトリックとプロテスタントでは教義もマナーも異なる!

キリスト教の葬儀については、カトリックとプロテスタントに分けられますが、

一般にはカトリックでは伝統的な儀式に厳格で、プロテスタントは比較的自由で柔軟であるとされています。

カトリックの場合は、「通夜の儀」と呼び、プロテスタントの場合は「前夜祭」と呼びます。
カトリックでは「神父」プロテスタントでは「牧師」と呼ばれる人が、死者と神との祈りをささげてくれます。

キリスト教においては、教義そのものを理解することがマナーにつながっていきます。
聖歌を歌う場面に立ち会っても、教義を理解していなければ、共感もできないでしょう。
そこで、まず、カトリックとプロテスタントの葬儀の概要を見ていきましょう。

3-3.【カトリック】カトリックの葬儀について

カトリックはバチカンを総本山として、世界中に10億人以上の信者がいます。
聖水を注ぐ撒水はカトリック独特の宗教儀礼で、聖歌が歌われることも特徴。

臨終に際しては、神父を呼びます。
神父は、死に瀕している病者の額に手を置き、顔と両手に聖油で十字架をしるします。

逝去前、逝去直後に「聖体拝領」を行いますが、「聖体」とはキリストの血肉のことで神父が持参したパンと葡萄酒が故人の口に与えます。
ここから葬儀が始まります。

納棺については、遺体を囲み、神父の祈り聖書朗読聖歌斉唱をしながら「聖水」を遺体にまき納棺。
棺に蓋をして黒い布で覆い、白の花で作られた十字架を上に置きます。

聖歌斉唱して、全員での祈りの後、遺族親族、参列者の順で聖水が撒かれます。

3-4.【カトリック】通夜の祈りとお茶会について

通夜のことを「通夜の祈り」といい、自宅か教会で行われます。
まず、棺の枕辺に十字架と左右に蝋燭を灯した燭台を立て、花を飾ります。

神父が祈祷、聖歌を合唱し招きの言葉を述べた後、会葬者も聖書を朗読。
説教を聴きながら共に祈り、その後献花を行います。遺族代表が挨拶をし司祭の説教後終了。

茶菓で故人をしのぶ会を行ったりします。お菓子程度の会ですから、余りルールやマナーはないフランクな集いでしょうが、それでも大声や笑い声は控えた方がいいでしょう

3-5.【カトリック】葬儀・告別式について

カトリックの葬儀は

・入堂式
・ミサ聖祭式
・赦祈式(しゃとうしき)

の3つの儀式から成ります。

「ミサ聖祭式」は洗礼を受けたカトリック信者だけのものです。
祭壇と棺に撒水し、神父が「入祭」と宣言し、そのあと赦祈式が行われます。
これは、故人の生前の罪の許しを神に請い、永遠の安息が得られるように祈る儀式です。

聖歌斉唱の後、香炉と聖水を持った神父が、棺の前に立ち聖水をかけ、故人の罪を清め香炉を振りながら棺の周囲を回故人の安息を祈ります。司祭の祈祷と聖歌斉唱して終了。

3-6.【カトリック】火葬・埋葬について

キリスト教の葬送は土葬埋葬が基本になっていますが、日本では、自治体が土葬を禁じていますから、葬儀後は棺を火葬場に移します。

火葬場に着いたら火葬炉の前に棺を置き、聖歌を合唱。
司祭が祈りを捧げた後、司祭と参列者との聖句交唱があり、撒水、撒香の後、再び司祭の祈祷、聖句交唱をしてから火葬します。

火葬後に骨を拾う「骨上げ」に対しては、キリスト教の作法はありません。
それぞれの人が箸で拾って骨壺に直接収めて構いません。骨壷は自宅に持ち帰り、追悼ミサ後納骨します。

3-7.【プロテスタント】プロテスタントの葬儀について

プロテスタントでは、信者が最期の時が迫っている段階で、牧師に来てもらい「聖餐式(せいさんしき)」行います。

「聖餐式」は、牧師がパンと葡萄酒を与えて信者の唇を湿し、神に永遠の安息を祈る儀式です。

逝去後は故人の手を胸の上に祈りの形に組み、遺体に聖書を置きます。
こうした儀式はカソリックと同様ですが、プロテスタントでは「聖水」を撒きません。

当日中に牧師の元で祈祷の後遺体を納棺。全員で賛美歌を合唱。
牧師が故人の生前と信仰について語り主への感謝を述べ、全員で再び賛美歌を合唱し終了。

3-8.【プロテスタント】前夜祭について

プロテスタントでの「前夜祭」は、亡くなった日の翌日に行われます。
ただ、逝去当日の納棺式に引き続いて行われることも増えています。

聖書が読まれ、牧師の祈り、賛美歌を歌います。牧師による説教の後、順番に献花遺族代表の挨拶で終了。
カトリックの場合と同様、牧師と遺族・親族などで、故人の思い出話とかを語り合う軽食程度の「茶話会」が実施されます。

3-9.【プロテスタント】葬儀・告別式・火葬の流れ

プロテスタントでは葬儀に厳格な儀式はなく「撒水」の撒布もなく賛美歌と献花が特徴です。
牧師が開式を告げ聖書朗読・祈祷の後、賛美歌 を全員で歌い、牧師による聖書朗読と祈りが捧げられます。

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