葬儀のマナーや作法、急なお葬式でも安心の全知識解説

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・仏式の「ご冥福をお祈りします」は、「御霊(みたま)のご平安をお祈りいたします」となります。
・「拝礼させていただきます」
・「このたびは突然のことでございました」
・「お知らせをいただき、ありがとうございました」

こんな言葉をあらかじめ用意しておくと、慌てずに参列できるはずです。

4-8.服装や香典のマナー

ここでは神式の葬儀に参列する際の、服装や香典のマナーの概要を紹介します。
神式葬儀の服装は、仏式と同様、礼服で問題ありません。 神式の葬儀では数珠は使用しません。

香典袋の金額と表書き

参列時に持参する香典の金額は、仏式の葬儀との違いはありません。

・隣近所       3,000~5,000円
・友人・知人     5,000円
・友人・知人の家族  5,000円
・会社関係者     5,000円

のしの表書き

香典に関して気を付けておきたいのが、表書きとのし袋です。
不祝儀袋は、無地ののし袋に白黒や双白、もしくは双銀の水引きを使用します。

「蓮の花」の印刷されているものは、仏教用ですからNGです。
表書きは薄墨で「御玉串料」か「御霊前」と記入します。
(香典についての詳細は、この後、宗教別に「香典のマナー」として整理しましたので参照ください。)

4-9.供花

葬儀、神葬祭では、仏教の葬儀と同様に菊や百合などの花種が使用されます。
なかでも白い菊の花は、

多用に使われます。贈り方についても、仏教の場合と同じと考えてさしつかえありません。
本来、神道では伝統的に榊が贈られてきた習慣がありましたが、現在は喪主である祭主が榊を供え、他の人は花を供えるという形式になっています。

おまけ:香典のマナーについて

引用元:http://setsuyaku-monogatari.net/sougi-koudenn

引用元:http://setsuyaku-monogatari.net/sougi-koudenn

ここでもう一度、仏教、キリスト教、そして神道の香典のマナーについてまとめておきたいと思います。

香典とは、故人に対する供養の気持ちを表わすものであり、線香や花の代わりとして通夜や葬儀の際に持参するものです。
もともとは香典には葬儀という突然の出費に対して、お互いに助け合う意味もあったといわれています。

仏教だけでなく、神道、キリスト教においても香典に該当するものがありますが、宗教によってのし袋に書く表書きが異なりますので、訃報の連絡を受けた時には必ず宗教を確認するようにしましょう。

仏教の香典について

「香典」とは故人に対する供養の気持ちを表わし、故人の冥福を祈り供養をするために捧げるものです。
本来は、線香なども供物として備えますが、現代では、香典という場合は、主として現金をさします。

香典を持参するならわしは仏教以外にもありますが、表書きやのし袋が異なります。仏式の香典袋は、白無地か蓮の花の絵柄が入った包みになります。ここに「御霊前」とか「御香料」または、「御香典」と表書きをして、白黒か双銀という水引をかけたものを用意します。

この表書きは、宗派によって違ってきます。
浄土真宗の場合は、香典の表書きに最初から「御佛前」と書きますし、京都においては、宗派に限らず「御佛前」と書き、黄白水引の結び切りとします。

地方によって、作法が違うので、こうした点には注意が必要です。
それ以外の宗派でしたら「ご霊前」で大方大丈夫です。また「御霊前」は通夜・葬儀のいずれでも使 えますから便利です。
なお、「典」や「仏」という漢字は略字です。正式には「奠」や「佛」と書くことになります。

【仏教】香典袋に入れるお金の包み方

これで香典の表記は整いました。
後は、お金を包むのですが、香典に包むお金に新札を使うのはマナー違反になります。

新札では「訃報に備えて、前々から用意していたよう・・」というのが理由です。
だからと言って、しわになったお札を用いるのもマナー違反です。
真新しいお札を入れる場合には、一度、折り目をつけて使用しましょう。お札の入れ方もマナーがあります。

【仏教】お札の入れ方

お札の向きはそろえます。
お札の表側が中袋の[裏側]になるように入れます。

香典袋の「裏側」の折り方

香典袋の「裏側」の折り方にも注意する必要があります。慶事とは逆と考えましょう。

先に下側を折ります。
次に、上の折りを重ねます。返しが下に向くことで、悲しみを表すと言われております。

【仏教】注意点

・偶数とするのを避けること!
金額や紙幣の数を偶数とするのを避けることに気をつけましょう。
4という数字は「死」を連想させますし、9という数字は「苦」を連想させますので、こうした金額は避けるのがマナーとなります。

【仏教】香典の金額の相場

本来は、香典は志で出すものですから、それぞれの方の考えや経済事情に合わせて考慮すればいいことです。
故人にお世話になった度合によって違いますし、一概にこの金額でなければいけないとは言えませんが、一応の目安はあります。

香典の額は、故人や遺族との関係が密接であれば、その分高くなるのが原則となります。
年齢や肩書きなどによっても違ってきますし、故人と親密度が高い場合は、多めに包む こともあります。

・両親             100,000円
・兄弟・姉妹         30,000円
・親戚            10,000円
・祖父母           10,000円
・勤務先の上司・同僚・部下  5,000円〜10,000円
・取引先関係         5,000円〜10,000円
・友人・知人・その家族    5,000円〜10,000円
・近所の方          3,000円~5,000円

キリスト教の弔慰金について

仏式では、お香典と呼ばれるますが、キリスト教式の場合は「弔慰金」といいます。
キリスト教の場合ののしの表書きは「御花料」(プロテスタント) 「 御ミサ料」(カトリック)などと書きます。

相手の宗教が分からない場合には「御霊前」という表書きは宗教を問わずに使えるとされています。
蓮(はす)の絵が付いている香典袋は、キリスト教式の葬儀には用いないように注意をしましょう。

【キリスト教】のし袋の選び方と水引き

・十字架の絵が付いたもの、または百合の花がついた白無地を使います。なければ、白封筒でもいいでしょう。
・水引きは原則的にかけません。
・蓮(はす)の花の絵がついているものは、仏教専用ですので使えません。
・墨の薄墨を用います。悲しみの涙で文字が滲んでいるという気持ちを表わすと言われています。
・名前はフルネームで書きます。(夫婦の場合、夫の氏名だけを書いても良いのですが、夫婦とも 故人にお世話になった場合は、中央に夫の氏名を書き、左に妻の名を添えます。)

【キリスト教】弔慰金の相場

金額については、仏式や神式の相場と ほぼ同じで考えてかまいません。
キリスト教式の葬儀では 仏式の通夜にあたるものが前夜式、そして告別式にあたる葬式が行われます。

前夜祭の受付で弔慰金を渡し 記帳するケースが大半です。
前夜式で香典をすでに渡している場合には、翌日の神葬祭では、記帳だけでいいのです。金額については、仏式と同額位で大丈夫です。

神道の香典について

【神道】のし袋の選び方と水引き

白無地の袋を使用します。そ
れに、一色の結び切り水引をかけます。

・もし水引きのあるものを使う場合には、神道の場合には双銀または双白の水引きにします。
・蓮(はす)の絵がついているものは、仏教専用ですので使えません。
・墨については、薄墨を用います。
・書き方については、会葬者の氏名をフルネームで書きます。

【神道】のし袋の書き方

神式では白の包みに「御霊前」「御玉串」と表書きします。
神式の場合も宗派は多いですが、それによって表書きが変わることはありません。

神式では、香を使わないため香典とは言いません。
包むものも、白無地の包みに「御霊前」「御玉串」と表書きします。
あるいは「御榊料」「御神饌料」などとも書きます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
仏式、キリスト教、神道葬儀の流れとマナーについてみてきました。
マナーだけ見ると理解が難しい部分もあるかと思いますが、その宗教の持っている教義にさかのぼって考えますと、マナーもその延長上にあって理解しやすくなったりするのではないでしょうか。

一番マナーが多いのは仏式葬儀ですが、最近では一日葬、家族葬なども話題となってきて、葬儀の儀式そのものも簡略化され香典、供物など辞退するという葬儀も首都圏を中心に広がり始めています。

それと並行して、マナーも流動的になっているようです。そのようにして考えますと、マナーも、歴史や伝統を体現している文化のひとつとして変化していくものなのでしょう。

そうした文化を背負った葬儀マナーの知識をひととおり知っていますと、突然の葬儀であっても、戸惑うことなく参列できるでしょうし、また弔意の意味も深化するのではないでしょうか。

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